一般の方へ
あなたの未来を決めるのは、今のあなたです
100年前の賢者、ジェームズ・アレン(※)は言っています。
「私たちは、人生の目標をもたないとき、つまらないことで思い悩んで、よけいな苦悩を背負ってみたり、ちょっとした失敗ですぐに絶望してしまう傾向にある。(略)もし人生の漂流者となりたくないのなら、自分自身の思いを、みずからの手で設定したその目標に集中して向けつづける必要がある」(「『原因』と『結果』の法則」)
自分が望む人生を送るには、「自分が何をしたいのか」「何を望んでいるのか」を明確にし、それに基づいた「人生の目標」を設定したほうがよいでしょう。
しかし、私たちが通常設定する目標の多くは、親や教師、会社の上司など、誰かの期待に応えるものになりがちです。
そういった「〜せねばならない」という義務感の強い目標の場合、「〜したい」という目標と比べて、いまひとつワクワクした気持ちが起きず、なかなか達成しません。たとえ達成しても、真の満足感は得られません。
また、人は、基本的に自らを変化させることに対して、心身ともに抵抗しようとします。新しいことを始めるには、大きなエネルギーが必要ですし、継続には努力を要します。
そのため、お正月や何かの折に「こうするぞ」と決意しても、すぐに「実際にやるのは面倒だ」「明日からでいい」という気持ちになり、結局、三日坊主、あるいは何もしないまま、その決意は消えてしまいます。
そして、現状がたとえよくない状況であっても、それを変えるよりも、甘んじる人が多いのです。
本田直之さんは著書に次のように書いています。
「続けられるかどうかは、意志の問題ではなく、強制力の問題なのです」
「もっとも有効な手段が『人を巻き込む』ことになります」
「勉強や運動にも会社のような『強制力のある組織』や『強制力のある仕組み』を活用することをお勧めしています」(「なまけもののあなたがうまくいく57の方法」)
大変なのは最初に動くときと、軌道に乗るまでのあいだです。
このとき、あなたを励まし、伴走をしてくれる「サポーター(支援者、コーチ)」がいれば、あなたは、信じられないぐらいの力を発揮できるでしょう。
限りがある人生、決断するのは「今」です。
何年か後に、「あのとき、始めればよかった」と後悔するか、「あのとき、始めてよかった」と満足するか、選ぶのは今のあなたです。
※ジェームズ・アレン…1864年、イギリス生まれ。その著作は、ジェセフ・マーフィー、デール・カーネギー、ナポレオン・ヒルなど、現代成功哲学の第一人者たちに影響を与えた。現在も、聖書に次ぐ生きるバイブルのベストセラーとして、世界中で読まれている。
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